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保育園を考える親の会「スタッフ日記」

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『駄菓子屋』と食育

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こう暑いとギンギンに冷えたラムネでも飲みたいもの。で、ラムネといえば思い出されるのが『駄菓子屋』さんです。でも私、この『駄菓子屋』さんのことで、ちょいと最近悩んでいます。

『食育』が叫ばれて久しいですが、食育的にいえば、駄菓子屋さんのお菓子は完全に”アウト”でしょう。あの華やかな色遣い、ビミョウ~な感じの揚げ物類、お口の中ではじけちゃうガム…… と、まさに”ザ・ケミカル”だものね。

でも、だからといって子どもに「駄菓子屋禁止」と言えるかというと、実は私、言えないんです。家の近所には、ラッキーなことに昔懐かしの駄菓子屋さんがあるんですが、そこにはきちんとしなければ叱ってくれるおやじさんがいて、10円、20円のお菓子を予算内で買うために計算も覚えて、地域の友だちもできてと、昔ながらの駄菓子屋機能をきっちりとまだ持ってくれているんですよね。そこへの出入りを禁止したら、食育的にはいいかもしれないけれど、心の子育て的にはよくないと、私は判断しているから。

とある児童館の側には、元児童館職員がお母さんと経営している駄菓子屋があって、そこなどはまさに”学童後”の夏休みの子どもたちの”心のお休み処”になっています。そこを核に、昔ながらの縦のつながりもある、地域の子どもワールドも出来上がっています。(駄菓子を買って”当たり”が出たときに台帳に付けておくと、お小遣いが乏しいときにその”貯金”で買えたりといった粋なはからいもあるんですよ! その店には)

皆さんはどう思われます? それでもやっぱり駄菓子屋は、そこで売っているお菓子たちは”悪”なんでしょうかね? う~ん。悩ましいな~……
by hoikuenoya | 2007-08-09 00:29